当研究会より 新著『オンライン定量・定性調査の基本』が発売されました

新著『オンライン定量・定性調査の基本』が発売されました

 

定量調査・定性調査の両方をオンライン(リモート)で進める方法を解説した、国内で初めての本となります。

 

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[wp-svg-icons icon="tag" wrap="span"] アンケートなどの定量調査と、オンライン・インタビューなどの定性調査の概要、具体的な進め方
[wp-svg-icons icon="tag" wrap="span"]  高額な調査予算がないでも、専門の調査会社に依頼することなく、オンラインを介して定量調査と定性調査を自前で実施できる方法
[wp-svg-icons icon="tag" wrap="span"]  定量と定性のハイブリッド調査や、オフラインとオンラインのハイブリッド調査法
[wp-svg-icons icon="tag" wrap="span"]  これらすべての調査を1つのプラットフォーム上で実施できる新しい調査ツールの使用法

 

今般のコロナ禍もあって進むビジネスの「リモート化」に応えた、リサーチ事業に携わる方はもちろん、マーケティング担当者必携の書です。

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レビュー記事を頂きました

中嶋理恵氏(製薬会社 マーケティングリサーチ関連部門勤務)

この1冊ですべてわかる オンライン定量・定性調査の基本(Amazon)岸川茂編著

5月1日に出版された標記書籍がなかなか面白かったのでご紹介です。タイトルにあるとおり、昨年あたりからぐっと進んだオンライン定性調査の普及を皮切りに、リサーチ手法の進化を扱っています。リサーチの書籍は「概論→調査票の書き方などステップごとの説明→お決まりのように統計分析」という流れのもの、もしくは調査目的ごとのケーススタディ集が多かったりする中、時宜にあった、調査の現状をまとめた良書だと思います。

オンライン定量調査についてはその潮流、オートメーションやAIの導入、一部で盛り上がっている顧客体験(CX)関連リサーチなどが取り上げられています。オンライン定性調査についてはメリット・デメリット、海外での状況のほか、MROCについては国内外の事例や調査会社についてなど結構ページを割いて説明しています。またソーシャルメディアリスニング、SNSインサイト解析、オンラインワークショップなどのトピックも興味深いです。あまり宣伝的ではない雰囲気で、各種調査サービスも取り上げられています。インテージ製品が多いですが、自由回答を即座に選択肢に置き換え、網羅性のある評価項目で定量調査ができるダイナミックサーベイ、評価したいコンセプトのバリエーションを「遺伝的アルゴリズム」とディープラーニングで生成してテストするAI利用の次世代型調査など、読んで楽しい(のは私だけ?)トピックもあります。さらに、国内外のリサーチサービス(DIY型アンケート作成ツール、オンライン定性システム、アスマークやインテージ、クロスマーケティング、マインディアの事例、海外のオンライン定量・定性サービスの簡単な紹介)を調査会社名付きで紹介しているレアなパートもあります。

レアパートとしては何よりも、「ヘルスケア・オンライン定性調査」と題して、医療系調査のセクションがあることです。10ページに満たないとはいえ、国内の資料で医療系調査を明記して取り上げている書籍は稀だと思います。「コロナ禍のメディカルリサーチ」として、オンライン定性調査の実施で気を付けるべき事、オンラインでの医療系インタビューにおいてインタビュアーに求める資質、またペイシェントジャーニー調査のインタビューのポイントが挙げられていました。このセクションは書籍全体からみて特に調査会社寄りの内容になっていましたが、私達依頼側も当然押さえていなければならない点です。個人的には、患者調査について、私達が当たり前に持つ感覚、調査対象の患者さんを「一人の人間として尊重する」ことについてきちんと文章化しているところは、「インサイト」という勢いのある言葉に埋もれてしまいがちな重要な基礎を喚起していると感じ好感を持ちました。

初心の方の一冊目、としては勧められないものの、3冊目ぐらいにはいいかなと思いました。もしくは、リサーチをはじめて2年目以降なら十分読み切れると思います。編著者のほか、他の執筆者には、レイ・ポインター氏、萩原雅之氏、調査会社の担当者として実際にクライアント対応している現役リサーチャーもいらっしゃいます。このバリエーションも面白いです。
ご興味があれば是非ご一読くださいませ。

 

 

JMRX NewMR研究会とは  (https://jmrx-newmr.jp)

マーケティング・リサーチャーのネットワーキング・グループJMRX (Japan Marketing Research eXcellence  2010年設立 https://jmrx/tokyo/)において、NewMR(新しマーケティング・リサーチ)をテーマにした研究会です。海外のマーケティング最新事情も積極的に発信し、日本のマーケティング・リサーチの価値向上を目指しています。代表者:岸川 茂

編著者  岸川 茂 について

JMRX共同設立者。(株)MROCジャパン およびAlida JP (株)(元Vision Critical)代表取締役。Hill's-Colgate Japan、Phillip Morris Japan、Synovate(現Ipsos)、JMRB(現Kantar Japan)でリサーチャー歴35年。海外のリサーチ・カンファレンスQual360にて4回の発表経験を持つ。(株)三菱総合研究所、(株)インテージ、(株)クロス・マーケティング、その他数多くの企業でコンサルティングを実施。JMRX NewMR研究会を主宰し、海外を含むマーケティング最新事情を発信中。

 

 

 

 

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[wp-svg-icons icon="tag" wrap="span"] マーケティング・リサーチの企画の立て方

[wp-svg-icons icon="tag" wrap="span"]  具体的な調査の方法

[wp-svg-icons icon="tag" wrap="span"]  インサイトを発見するためのデータ分析手法

[wp-svg-icons icon="tag" wrap="span"]  クライアントへの報告書の作成方法

 

など、業務遂行に不可欠な基本的ノウハウから、次世代マーケティング・リサーチの新動向にいたるまで、第一線のリサーチャーたちが分かりやすく解説します。

 

 

 

 

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